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(天声人語)二十歳の冒険女王 2017年4月23日
作者: 发表时间:2017-12-12 浏览:193

 (天声人語)二十歳の冒険女王

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 冒険家の植村直己は1978年、約800キロを56日間かけて犬ぞりで進み、北極点に到達した。単独行では過去に例のない挑戦だった▼途中、浮氷に残され、シロクマに襲われた。「これで俺の一生は終わりか」と何度も天を仰いだ思いを自著に残している。世界初を競い、冒険の先鋭化が進んだ時代だった▼そうした姿も、様変わりした。近年は専門業者が希望者を募り、競ってツアーを組む。世界最高峰のエベレストでさえ、年間数百人が挑む時代だ。だが、どれほど商業化しても、冒険行には死へとつながる淵(ふち)がいたるところで待ち受ける▼今月13日に北極点到達に成功した南谷真鈴(みなみやまりん)さんも道中、クマに遭遇した。そりの中のサラミを食い荒らされ、必死の思いで撃退したそうだ。すでに世界7大陸の最高峰に登り、南極点も踏破。今回の北極点と合わせ2年余りで「エクスプローラーズ?グランドスラム」となった。二十歳(はたち)での達成である▼山との出会いは商社勤めの父親の赴任で香港に暮らした13歳のときだった。魅力にとりつかれ、エベレストが目標になった。16歳になると、親の援助は受けず、一人で100社以上にメールを送り、支援を求めて足を運んだ▼彼女の冒険行は早大への進学と両立させながら進んできた。次はヨットで世界一周を目指す。「やりたいことをリスト化すれば、いまやるべきことがみえてくる」(『自分を超え続ける』)という。冒険の世界の変化には、先人たちも目を丸くしていることだろう。