名詞 + は、あろうことか(あるまいことか)
あろうことか(あるまいことか) 、 ~
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♪ 会話 ♪
李 :もしもし、良子?あろうことか、出発間際になって、急にフライトがキャンセルになっちゃってね。
良子:だから言ったでしょ。少しぐらい高くても、いつもの航空会社の方が安全だって。
李 :これから家に帰るよ。食事は済ませてあるから、夕食の支度はしなくてもいいよ。
♯ 解説 ♭
この文型は「そんなことがあっていいだろうか(いや、あってはいけない)」という意味の反語表現です。事実は眼前に存在していますが、それを信じられないし、信じたくない気持ちがあり、非難・残念の感情を強く含んでいます。
§ 例文 §
1.あの学生は、あろうことか、教師に暴力を振るった。
2.一部の報道記事には、あろうことか、あるまいことか、事実を捏造したものもある。
3.あろうことか、よりにもよってこの俺に、よくもそん見え透いた嘘が言えたものだな。
4.日本の政治家の中には、あろうことか、先の戦争をアジア解放戦争だったと言う者がいる。
5.あろうことか、教師がテレクラ通いをしていたとは。
★ 例題 ★
1) (ある/あろう/あるまい)ことか(ある/あろう/あるまい)ことか、不正入試事件(が/を)発覚した。
2) (ある→ )ことか、遊ぶ金(ほしい→ )に売春をして、「どこが悪いの?」( )うそぶく少女がいる。 (注:これを「援助交際」と現代語で言う)
(^^)前課の解答(^^)
1) 残して(~を+他V)/のに(逆説)/のあまり(「怒り」はN)
2) な(ナ形)/考え過ぎた(「~たり~たりする」文型/思い詰めた