名詞: × + がちだ
動詞:[ます]形 がちなことだ
がちの + 名詞
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♪ 会話 ♪
課長:君、この頃元気がないね。いつもの君らしくないので、部長と心配しているのだよ。
李 :子供がよく熱を出すので、どこか悪いのではないかと心配で。医者は何でもないと言っているのですが。
課長:子育てに慣れないうちは、親もあれこれ悩みがちだが、小さな子にはありがちなことだよ。
♯ 解説 ♭
「~がちだ」は「~する傾向がある」「よく<回数>~する」という意味を表す表現で、述べられることは良くない傾向です。例えば、下の例のように良い傾向には「よく~する」を使ってください。○ あの人は、よく公園をジョギングしている。× あの人は、公園をジョギングしがちだ。
ほぼ同義語に性向を表す「~嫌いがある」(→文型063)がありますが、この表現は回数が多いことや一時的現象には使えません。
§ 例文 §
1.この種の間違いは、初心者にありがちなことだ。
2.この子は小さい頃から病気がちで、しょっちゅう医者通いをしていました。
3.明日は午後から、曇りがちの天気になるでしょう。
4.疲れているときは、不注意による事故が起こりがちだ。
5.ふと浮かんだアイディアというのは忘れがちだから、必ずメモに残すことにしている。
★ 例題 ★
1) 若いうち(は/に)、正義心から、(とかく/とにかく)極端に(走る/走り)がちだが、理想論だけで世の中は変わる(こと/もの)じゃないんだよ。
2) その人は遠慮( )( )に、 「あのう、ここ( )タバコを吸ってもいいですか」( )私に聞いた。
(^^)前課の解答(^^)
1) ぐらい(最低限→文型072)/聞きながら/もの(→文型130)
2) 多く(「多く」はN)/に/ため(目的の「ため}→文型152)