名詞 : × / である + かのようだ
動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×>
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♪ 会話 ♪
祖父:自分の家での昔ながらの披露宴もいいもんじゃ。皆が集まると、昔に戻ったかのようじゃ。
祖母:でも裏方はもう大変。台所は盆と正月がいっしょに来たようでしたよ。
祖父:次男と末っ子にも、もう結婚相手が決まっとるかのようじゃったが、時が経つのは早いものじゃのう。
♯ 解説 ♭
「~かのようだ」は「<実際はそうではないが>まるで~ようだ」(類似)を意味します。実際はそうではないことが暗示されているため、「~ふりをする」という意味や非難・軽蔑の感情を込めるときはこの文型がぴったりです。その際は「あたかも・さも」という副詞と結びつことが多いでしょう。例えば、「さも知っているような態度 」は「知っているふり」とほぼ同義です。なお、例文5のように「~ようだ」のかわりに古語「如し」(→文型083)が使われることもあります。
§ 例文 §
1.寒いなあ。もう3月なのに、真冬に戻ったかのようだ。
2.新宿は不夜城の名にふさわしく、毎晩が祭りであるかのようににぎわっている。
3.彼女はペットの猫を、あたかも実の子であるかのように可愛がっている。
4.彼は毎日エネルギッシュで、疲れを知らないかのようだ。
5.この度の金融破綻が、全て政府・与党の無能無策から生じたかの如き主張は、我が党としては受け入れ難い。
★ 例題 ★
1) (ただ/ほん)の風邪なのに、(あたかも/実に)重病人であるかの(ように/ような)大げさに騒いでいる。
2) 彼( )きたら、さも何でも(知る→ )かのような口振り( )話す。 <044の例題解答>
1) でも/ような(~ような+N)/兼ねる(~得ない→文型017)
2) と(「~としては」の謙譲の形→文型237)/に/応じ