名詞 : × + かもしれない
動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×> かもわからない
________________________________________
♪ 会話 ♪
小平:難しいかもしれないけれど、私立の○○中学を受験してみようかと思うんだ。お母さん、いい?
良子:えっ?あの有名な○○中学?
小平:もしかしたら、合格の可能性もあるかもわからないと、先生が言ってくれたんだ。
良子:わかったわ。駄目でもともと、やってみたら?
♯ 解説 ♭
「~かもしれない」は初級文型ですが、「~かもわからない」の形もあって意味も用法も変わりません。関連表現を挙げれば、可能性が高いと思えば「~だろう」、ほぼ確実だと思えば「~はずだ」が使われます。
明日は雨が降るかもしれない。
明日は雨が降るだろう(60~80%)
明日は雨が降るはずだ(95~99%)
以上は知的推量に属しますが、人間の五感に基づいて感覚的に推量するときは「~ようだ/~そうだ/~らしい」(→資料「)が使われます。例えば、人の額に触って「熱があるようだ」とは言っても、「熱があるだろう」とは言えません。
§ 例文 §
1.帰りが遅すぎる。娘の身に何かあったのかもしれない。
2.そう言えば、そんなことを言ったかもしれないなあ。
3.ずいぶん勝手な奴だとお思になるかもしれませんが、先日の話は一旦白紙に戻していただけないでしょうか。
4.一時父は重体で、もう助からないかもしれないと思ったが、どうやら峠は越したようだ。
5.ひょっとしたら、行方不明の息子が帰ってくるかもしれないと思って、部屋はそのままにしてあるんです。
★ 例題 ★
1) 机上の理論(として/にとって)は成立する(はずだ/かもしれない)が、現実から(は/が)遊離した空論だ。
2) 旅先( )何があるかもわからないから、その際はここ( )電話を(入れる→ )なさい。
(^^)前課の解答(^^)
1) まもなく/はず(→文型367)/入り次第(→文型111)/ただちに
2) と(内容の引用)/乗り(→文型094)/へ(~へと→文型387)