感情・感動を表す形容詞:ーい/ーな + ことに(は)
感情・感動を表す動詞 :た形
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♪ 会話 ♪
李 :大学時代の友達が結婚することになったよ。びっくりしたことに、相手は現役の女優だったんだよ。
山田:それじゃ、スケジュールがびっしりで、会うこともままならないだろうな。
李 :意外なことに、先週仲間で集まったときに、彼女も来てたよ。実を言うと、俺、彼女のファンだったんだ。
♯ 解説 ♭
「~ことに(は)」は感情・感動を表す形容詞や、動詞の完了形(「た」形)について、文頭で話者の気持ち・感情を強調する表現です。普通は話者が驚き・喜怒哀楽などの感動をもってとらえたときに使われます。
この「~ことには」はもう起こった既定事実の表現なので、文末も「~した/~だった/~のです」が多く現れます。「~ことには~した」と覚えればいいでしょう。文末で動作動詞の辞書形(=未来)や、「~だろう」「~つもりだ」や「~たい」などの推量・意志・希望表現は使えませんから注意してください。
§ 例文 §
1.不思議なことに声はするのに姿が見えないのです。
2.悔しいことに、僅か一点差で相手チームに負けてしまった。
3.ありがたいことには、五体満足で健康な体を両親から授かりました。
4.困ったことに、今日は事故で電車が止まって、約束の時間に間に合わなくなった。
5.不幸中の幸いとでも言いましょうか、幸いなことに、軽いけがで済みました。
★ 例題 ★
1) (てっきり/きっと)独身かと思っていたら、(驚く/驚いた)(ことは/ことに)彼女は三人の子持ちだった。
2) (信じられる→ )こと( )、あの空手四段の彼が、お酒が一滴も(飲める→ )そうだ。
(^^)前課の解答(^^)
1) による(方法→文型346)/なしに/ていく(→文型177)
2) から/まで/なく