名詞: × + ごろ ・
動詞:[ます]形 盛り ・
________________________________________
♪ 会話 ♪
李 :さあ、食欲の秋だ。柿も食べごろ、さんまも出盛りで安いし、たくさん食べて冬に備えようよじゃないか。
良子:あなたは気楽ね!食べ盛りの子供がいるから、毎週、お米を10キロも食べるのよ。お金も大変だけど、買い物の帰りがもう大変なのよ。腕は痛くなるし・・・。
李 :運動不足の解消に打ってつけじゃないか。
♯ 解説 ♭
「~ごろ」は「10時頃・夕方頃」などの用法の他に、「ちょうど適当な<とき・もの・状態>」などの意味を表すことがあります。「~盛り」は「花盛り」のように植物の例もありますが、多くは人間のある段階の絶頂期を表します。
例えば「食べごろ」は物を食べるのにちょうどいいときですが、「食べ盛り」は中学校の2~3年の一番たくさん食べるピークの年代を表しますし、「年ごろ」は結婚適齢期ですが、「娘盛り」はだいたい16~17歳ごろを指します。
多くは慣用的に使い方が決まっていますから、自由に造語することはできません。主な接尾語「~ごろ/~盛り」のつく語は例文に入れてありますから、そのまま覚えましょう。
§ 例文 §
1.この鞄は手ごろな大きさだし、値ごろだから、これにしよう。
2.娘も年ごろになると、扱いにくくなります。
3.三十代の後半から四十代というのは、男は男盛り、女は女盛りで、人生が一番充実した年代だと言われている。
4.夫はまだ働き盛りなのに、会社からリストラの対象にされています。
5.最近はどこもかしこも、習いごと教室やスポーツセンターが花盛りです。
★ 例題 ★
1) うちの子は中三で、育ち(ごろ/盛り)伸び(ごろ/盛り)だが、成績(だけ/ばかり)がなぜか伸びない。
2) 紅葉は今がちょうど(見る→ )ごろだよ。今度の日曜日あたり(見る→ )(行く→ )か。
(^^)前課の解答(^^)
1) これと言った/ない/強いて(副詞≒敢えて)
2) に(「~には~がある」文→文型419)/これ/ありません