「天声人語」(8日)を読み、死語になりつつあると思っていた蚊帳のことを知ってうれしくなりました。
昔、蚊帳を張るのは子どもたちの仕事でした。夕方になると、早々、私たち姉妹は家族6人分、6畳と8畳の二間に緑色の蚊帳を張らされました。
畳んである蚊帳を順序良く開いていき、踏み台に乗って4本のひもを部屋の四隅につるす。蚊が入らないよう注意深く作業をするのですが、時たま夜中になってからブーンと来ます。
① すると、母がおもむろに起きてろうそくや懷中電灯で蚊帳の中を探し回りました。
だからトイレに行くなど蚊帳を出入りする時は、蚊帳のすそをバタバタ払いながら蚊の進入を防ぎました。が、カナブンやテントウムシ、小さなカブトムシまで入り込んできたこともありましたし、ホタルを放して楽しんだこともありました。とにかく夏の夜は、蚊帳を楽しみ蚊帳に守られて眠りました。
現在、北米で流行している西ナイル熱、ハマダラカが媒介するマラリアで世界で年間3億もの患者が出て100万人以上が死んでいることは想像だにしません。そして日本からの蚊帳がザンビアで幼児たちをハマダラカから守っているという事実。ますますの蚊帳の活躍を祈り続けます。
注釈:
天声人語(てんせいじんご)?名?日本朝日新闻报的栏目名
~つつ「接助」(接动词和助动词连用行下,表示继续进行态)正……
蚊帳(かや)「名」蚊帐
張る(はる)「他五」张挂
四隅(よすみ)?名?四个角落
つるす(吊るす)「他五」挂,悬,吊
おもむろに(徐に)?副?慢慢地
すそ(裾)「名」下摆
カナブン「名」金甲虫
テントウムシ「名」瓢虫
カブトムシ「名」独角仙
ホタル「名」萤火虫
西ナイル熱「名」西尼罗河热(一种发热疾病。曾流行于非洲,亚洲西部,欧洲以及北美洲等地。由被带有病毒的蚊虫叮咬而感染发病。)
ハマダラカ「名」疟蚊
マラリア「名」疟疾
だに「副助」连……也
ザンビア「名」赞比亚
問題:
?蚊帳?が死語になりつつある原因は何ですか。
1、言葉が古いからです。
2、使う人が少ないからです。
3、?蚊帳?そのものが現在の生活から離れているからです。
4、漢字が書きにくいからです。
①「すると母がおもむろに起きて」とはどんな時ですか。
1、夜中
2、蚊帳を張る時
3、子どもが寝ている時
4、夜中に蚊が蚊帳に入ってきた時
日本の子どもにとって蚊帳が果たした役割の中で、文章の内容と違うのはどれですか。
1、子どもが家事を手伝う。
2、蚊の進入を防ぐ。
3、夏の夜を楽しむ。
4、伝染病から守る。
蚊帳は現在どこで活躍していますか。
1、北アメリカ
2、日本
3、アフリカ
4、ヨーロッパ
答案:3,4,4,3
参考译文:
被蚊帐保护下睡着的孩子们
读了8号的“天声人语”,想到变成死语的蚊帐里的事情感觉到很高兴。
过去张挂蚊帐是孩子们的工作。傍晚来临时,我们姊妹家族六个人分开,急急忙忙地,在铺六块草席和八快草席的两个房间里挂上绿色的蚊帐。
有顺序地好好地打开叠着的蚊帐,登上凳子在房间的四个角落吊上绳子。为了不让蚊子进来操作时很小心注意,但到了夜里之后有时还是会嗡嗡地跑进来。
于是,母亲会静静起床拿蜡烛或手电筒在蚊帐中来回寻找。
所以去厕所等等要出入蚊帐的时候,一边吧嗒吧嗒掸开蚊帐的下摆,一边要防止蚊子溜进去,但有时也有金甲虫和瓢虫,小小的独角仙爬进去。有时放走荧火虫也很高兴。总之在夏季的夜里,享受着蚊帐的快乐并在蚊帐的保护下睡着。
现在,无法想像在北美流行的西尼罗河热疾病,通过疟蚊传播的疟疾一年之中在全世界造成三亿病人并使100万人以上死亡。并且事实上日本产出的蚊帐是在赞比亚保护幼儿们不受疟蚊的伤害。继续祈祷着蚊帐能越来越活跃。